こんにちは。
元はと言えば、写真について記述する目的の当ブログですが、ここ最近はすっかり自分の日記と化しておりました。大変失礼しました。
ということで、今日はカメラ好きっぽく、カメラのことについて書こうと思います。
数年前、盛り上がりのあったフィルムカメラへの回帰の動きですが、未だにその風潮は見られるのではないのでしょうか。
それの火付け役となったのが「写ルンです」という使い捨てカメラです。
1本1,200円ほどで売っており、フィルム(カメラ)初心者からしたら非常に取っつきやすいカメラです。
なんせ、こんなような味のある写真が簡単に撮れてしまうのですから、相当魅力的なカメラに違いありません。
ただ、気になる点としては、写ルンですは画質が粗いのです。それがよさでもありますが、一定程度を超えると、もっと高画質で撮りたいという願望がむくむくと湧いてきます。
また、コスパに関しても、何本も写ルンですを買うよりは、コンパクトカメラを買ってフィルムを替えた方が安上がりであることも。
試しに試算してみましょう。
★写ルンです(ISO400,27枚撮り)の場合の1枚当たりの単価
写ルンです(1,200円)+現像代(1,500円)=2,700円/27枚
⇒1枚当たり100円
★コンパクトカメラ(フィルム:ISO400,36枚撮り)の場合の1枚当たりの単価
コンパクトカメラ(10,000円)+フィルム(1,200円)+現像代(1,500円)=12,700円/36枚
⇒1枚当たり353円(カメラ代込み)
⇒カメラ代を除くと2,700円/36枚 ⇒1枚当たり75円
よって、36枚時点までで、写ルンですは3,600円、コンパクトは12,700円。
400枚撮影時点で、写ルンです40,000円、コンパクト40,000円と同額になる。
したがって400枚÷27枚=14.8・・・⇒15個以上写ルンですを買えば、コンパクトカメラよりも高くつきます。
計算してみましたが、意外にもコスパが悪いとは言えなくて微妙な結果でした。
なので、コスパの面だけでいえば15本以上写ルンですを撮る人にしか響きませんね。
しかし、先程述べた、画質の面ではコンパクトフィルムカメラは写ルンですを凌ぎます。
以下をご覧ください。
2枚の写真ですが、若干コンパクトカメラの方が画質が良く、奥行きがあるのが窺えます。
風景撮影のため、画質の良し悪しがあまりわかりにくいかと思いますが、これが近くのものを撮影するときに大きな差になってくるのです。(あいにく、比較できそうな写真がなかったので、ここでは紹介できませんが・・・)
また、フラッシュをたいて撮影する場合も、コンパクトカメラの方が綺麗に撮れるという印象です。
このように、写ルンですは素晴らしいカメラですが、何度もフィルムカメラで写真を撮る人にとっては、写ルンですの卒業を検討してもよいのかなー、という感想を持ちます。
なんせ、ひとつのカメラを使い続けると愛着が湧きます。そして、フィルムの種類を自分で選べるのも大きな利点。
しかし、これだけ写ルンですの卒業を熱弁する私も、写ルンですを使用しております。
その理由は、軽いから。
カメラへの意欲がないときも、写ルンですくらいなら持ち歩いたろか、と思えるほどの軽さ。
また、良くも悪くも気を遣わないので、カバンにガサッと突っ込むことが出来る。
ですので、時と場合によってフィルムを使い分けているといったところでしょうか。
ただ、フィルムカメラの良さは、フィルムを選ぶところにも大いにあると思うので、写ルンですに目覚めている方はぜひとも、そちらの世界にも足を運んでいただけたらと思います・・!