私の好きじゃない表現に「させていただく」というものがある。
へりくだった敬語の表現なのだけど、長ったらしくて、なんとなく気持ち悪い。
そこまで言わなくてもいいんじゃないの?と内心思っているのだけれど、自分も使ってしまう。
どうして使ってしまうのか考えたところ、いくつか原因が思い当たった。
①「敬ってますよ」という思いが伝わりやすい
長ったらしいので、あえてその言葉を使うということは、敬意を感じられる。
②世間的にも好まれる(と思われる)表現
社会でもよく使われており、敬意が伝わりやすいことから。
しかし、「させていただく嫌悪」を感じている人はいるので、必ずしも好まれているわけではない。
③「させていただく」を言う間に、次の言葉を考えている
長ったらしいので、その分、尺が持てる。話しながら次の言葉が思いつかない時に、あえてその表現を使って、頭の中をフル稼働させ、次の言葉を探している。
今、思いつく限りでこれぐらいだが、なるほど重宝する言葉でもある。
ただ、やはり気持ち悪さは感じるので、個人的にはあまり使いたくない言葉だ。
「させていただく」の代替語として、「いたします」を使っているのだけれど、そちらが板につくよう、日頃の訓練と脳トレが必要だな〜と思いますよね。(思うだけで、積極的にしようとは思わない。)